【2泊3日電車旅】サンライズ瀬戸・出雲両方に乗る初詣旅 出雲大社・こんぴらさん参拝

今回は年初に行ったサンライズ瀬戸・出雲の両方に乗る初詣の旅について書いてみます。1,2日目はサンライズ出雲に東京から出雲市まで乗って出雲大社に参拝し、3日目は岡山から琴平延長運転のサンライズ瀬戸に乗ってこんぴらさんに参拝します。1日目の東京ではちょっとだけ時間に余裕があったので、ゆりかもめで車窓から東京観光もしました。2日目の出雲市から岡山までは引退間近の381系国鉄色やくもにも乗ってきました。

行きの名古屋から東京までと帰りの琴平から名古屋までは青春18きっぷを利用して費用を安く抑えたのですが、費用の割には内容の濃い電車旅になったのではないかと思います。

YouTube動画を作ってあるので、動画の内容に沿って書いていきます。

YouTube動画

目的地

ゆりかもめ出雲大社金刀比羅宮

参考旅程

下記参考旅程は2024年1月現在の平日ダイヤ(1,2日目)、休日ダイヤ(3日目)を元に記述しています。

[1日目]

名古屋 8:45
 ↓ JR東海道本線 新快速 豊橋行き
豊橋  9:43

豊橋  9:49
 ↓ JR東海道本線 普通 浜松行き
浜松  10:23

浜松  10:25
 ↓ JR東海道本線 普通 興津行き
静岡  11:37

静岡  12:55
 ↓ JR東海道本線 普通 熱海行き
熱海  14:21

熱海  14:33
 ↓ JR東海道本線 普通 籠原行き
新橋  16:14

新橋  16:28
 ↓ ゆりかもめ 豊洲行き
豊洲  16:59

豊洲  17:10
 ↓ ゆりかもめ 新橋行き
新橋  17:42

新橋  17:53
 ↓ JR常磐線 普通 水戸行き
東京  17:56

東京  21:50
 ↓ 寝台特急サンライズ出雲

[2日目]

 ↓ 寝台特急サンライズ出雲
出雲市 9:58

JR出雲市駅 11:00
 ↓ 一畑バス 出雲大社行き
正門前   11:23

出雲大社前    13:39
 ↓ 一畑電車 松江しんじ湖温泉行き
松江しんじ湖温泉 14:39

松江  15:59
 ↓ 特急やくも24号
岡山  18:39

[3日目]

岡山  6:31
 ↓ 寝台特急サンライズ瀬戸
琴平  8:39

琴平  11:13
 ↓ JR土讃線/予讃線 普通 高松行き
坂出  11:45

坂出  11:54
 ↓ マリンライナー28号
岡山  12:32

岡山  13:10
 ↓ JR山陽本線 普通 相生行き
相生  14:18

相生  14:20
 ↓ JR山陽本線 普通 姫路行き
姫路  14:39

姫路  14:56
 ↓ JR山陽本線/東海道本線 新快速 長浜行き
米原  17:25

米原  17:46
 ↓ JR東海道本線 特別快速 豊橋行き
名古屋 18:58

参考費用

大人1人+子供1人の料金で表示しています。また食費・サンライズ以外の宿泊費は別途としています。

大人子供
青春18きっぷ(2回分 名古屋→東京)¥2,410¥2,410
ゆりかもめ 新橋⇔豊洲¥776¥388
東京→出雲市 乗車券¥12,210¥6,100
サンライズ出雲 特急料金¥3,700¥1,850
サンライズ出雲 シングルツイン 寝台料金 2人分¥15,100
一畑バス JR出雲市駅→正門前¥510¥260
一畑電車 出雲大社前→松江しんじ湖温泉¥820¥410
特急やくも 松江→岡山(乗車券&指定席)¥6,340¥3,160
サンライズ瀬戸 ノビノビ座席(乗車券&指定席)¥3,180¥1,580
青春8きっぷ(2回分 琴平→名古屋)¥2,410¥2,410
合計¥66,024

旅行記

[1日目]

初日はまず東京からサンライズ出雲に乗るために青春18きっぷを利用して名古屋から東京まで在来線で普通列車、快速列車を乗り継いで移動します。サンライズ出雲に乗るには名古屋から近いところだと浜松から乗ることもできますが、夜中の午前1時過ぎとかなり遅い時間になってしまうため、せっかくなので東京から乗ることにします。

在来線の車窓から茶畑や富士山を眺めながら静岡県を横断。夕方頃には東京に到着しました。サンライズ出雲の東京駅発車は21時50分でまだまだ時間があったので、ゆりかもめに乗って東京観光することにします。

ゆりかもめの始発駅である新橋駅で降りて、すぐ隣にあるゆりかもめの新橋駅に向かいます。ゆりかもめは自動運転で運転手さんがいないため、先頭に座席があります。先発の列車はすでに先頭席には先客がいたため、次発の列車に乗ることに。子鉄はここに陣取って前面展望から東京の街の景色を観察します。

途中レインボーブリッジを渡り、フジテレビ、東京ビッグサイトの横を通り終点の豊洲まで車窓から東京観光気分で景色を堪能しました。帰りは東京メトロで東京駅に向かってもよいのですが、せっかくなので帰りも豊洲から新橋までまたゆりかもめで。帰りはちょうど日没後で行きとまた違った景色になっていて夜景も楽しめました。

東京駅で夜ごはんを食べたあと、まだ時間があったので丸の内口からちょっと歩いて皇居のあたりまで散歩。東京駅の周りはビルがたくさんあり、イルミネーションもあったりと夜景がきれいですね。

まだ時間はだいぶ早かったのですが、東京駅に戻り翌日車内で食べる朝食と飲み物の買い出しをしてからサンライズ出雲の発車する9番線に向かいます。サンライズ出雲の車内には飲み物の自販機くらいしかないので、事前に食べ物は調達しておく必要があります。またサンライズ出雲の車内にはシャワーがあり、これを利用するためにはシャワーカードを購入する必要があるのですが、これがサンライズの車内の券売機で売っていて電車がホームに入線してくる前から購入の列ができていて、すぐに売り切れてしまうようです。なので、シャワーは事前に駅の近くのどこかで済ませておくかこの購入の列に並ぶ必要があります。

ということで、シャワーカードの購入は子鉄にまかせて、サンライズ瀬戸・出雲の入線などの撮影を済ませてから、いよいよサンライズ出雲に乗り込みます。

今夜のお部屋はシングルツインという2段ベッドのお部屋。2人用の部屋としてはサンライズツインという部屋もあるのですが、4部屋しかなくて競争率が高く、1階で窓が低いため景色もいまいちなのでシングルツインを利用することにしました。

シングルツインは1人で利用することもでき、上段は補助ベッドのような感じです。上段は柵などはなくベルト2本が横にあるだけなので、体の小さい子供は落ちそうで危ないので、子鉄は下段で寝ることにします。

21時50分に東京駅を発車し、しばらく東京の夜景を眺めながら寝台列車の雰囲気を楽しみます。やはりせっかくの個室なので、室内の照明を消して流れる夜景を楽しむのがいいですね。横浜駅を過ぎたころ、シャワー室を見に行ったら並んでたのが1人だけだったので、シャワーを浴びに行くことにしました。シャワーはカード1枚で6分間使用することができます(途中で止めることも可)。シャワーカードは1枚しか購入していないので、子鉄と3分くらいずつ使用。それでもまだ時間がちょっと余るくらいでした。

部屋に戻ったあとは寝る準備をします。浴衣は大人用のものなので、子鉄は家からパジャマを持参。熱海を過ぎたあたりで寝たのですが子鉄はすぐに熟睡でした。

自分は静岡駅あたりで寝たのですが、豊橋駅あたりで起きてしまったので、せっかくならということでサンライズの車内からいつも利用する名古屋駅の通過を見ることにしました。さらについでに、名古屋駅を過ぎたあたりで上下のサンライズのすれ違いがあるのですが、これも見ておくことに。この日は清州~稲沢駅間で上りのサンライズとすれ違いました。

[2日目]

姫路駅手前あたりで起床。岡山駅到着前に、車掌さんからおはよう放送があります。岡山駅ではサンライズ瀬戸とサンライズ出雲の切り離しがあるので、その案内もありました。

岡山駅でホームに降り、連結の切り離しを見学します。サンライズ瀬戸は切り離してそのまま発車してしまうため、サンライズ瀬戸の乗客は切り離しを見ることができません。サンライズ出雲は連結を切り離してからしばらくしての発車となるので、急ぐことはありませんが早めに車内に戻ります。

岡山駅を出て倉敷駅からは伯備線に入っていきます。伯備線は早朝の山間部を走っていくため、もやがかかっているところが多かったですね。川沿いや山の近くを走っていくので、朝もやのかかった幻想的な景色を楽しむことができました。岡山駅で外に出て寒さで目も覚めたので、ちょうどこのあたりで昨日購入した朝ごはんを。

峠を越えて日本海が近くなってくると天気も良くなり、視界が開けてきます。大山は上のほうは残念ながら雲をかぶっていましたが、それでもやはり存在感はありますね。

松江を過ぎるとしばらく宍道湖沿いを走ります。車掌さんの観光案内もあり、ちょっとずつ終点の出雲市が近くなって名残惜しくなってくる時間でもあります。

9時58分に出雲市駅に到着。車庫に引き上げるサンライズ回送も見送っていくことにします。この日の回送発車は10時28分頃でした。

予想していたよりも回送の発車が遅く、出雲大社に向かうために乗ろうとしていた一畑電車の時間を過ぎてしまっていたため、出雲大社までは一畑バスに乗ることにしました。一畑電車だと出雲大社から少し離れたところから歩くことになりますが、一畑バスの場合は正門の目の前で降りることができます。

大鳥居から参道を歩いて拝殿へ。参拝を済ませてから近くのお店でお昼ごはんに出雲そばを食べました。

出雲大社参拝のあとは、もうすぐ引退してしまう381系特急やくもに乗るために一畑電車で松江に向かいます。やくもに乗るには出雲市駅から乗ることもできますが、一畑電車で宍道湖沿いを走るのもおもしろそうだったので、出雲大社前駅から松江しんじ湖温泉駅行きの電車に乗ります。

一畑口駅ではスイッチバックして電車が反対向きになり、ここからはずっと宍道湖沿いを走っていきます。

松江しんじ湖温泉駅で駅を出たところに足湯を発見。まだ時間もかなり余裕があったので、足湯に浸かっていきます。しばらく足湯で体を温めて、松江しんじ湖温泉駅からJR松江駅に向かうのですが、ちょっと距離があるので本来はバスを利用したほうがよいのかもしれませんが、この日は乗車する特急やくもの時間までかなり余裕があったので、JR松江駅まで歩いていくことにしました。

松江しんじ湖温泉駅からJR松江駅までは歩いて35分ほど。松江駅からは特急やくもに乗っていきます。乗るのは国鉄色のやくも。この色は懐かしいですね。名古屋でも昔特急しなのとしてこの国鉄色の381系がたくさん走っていました。車内の案内チャイムも鉄道唱歌のオルゴールで懐かしく感じます。

帰りの伯耆大山駅あたりの車窓から見る大山は、西日に照らされて朝よりもはっきりと見えました。

この日は岡山で宿泊。翌日朝早いので夜ごはんを食べて早めに寝ます。

[3日目]

早朝、早起きして岡山駅6:31分発のサンライズ瀬戸に乗ります。

サンライズは最近需要が高くなかなか切符を取るのが難しいのですが、岡山以遠のノビノビ座席であれば意外と取りやすいようで、本日は岡山駅から琴平駅までサンライズ瀬戸のノビノビ座席を利用していくことにします。サンライズ瀬戸は通常高松が終点なのですが、多客期の休前日は琴平まで延長運転される日があります。

実は岡山から琴平に行くのなら、サンライズ瀬戸のあとに出る特急南風1号やマリンライナーと普通列車を乗り継げばサンライズ瀬戸よりも早く琴平に到着することができます。琴平延長運転のサンライズ瀬戸は一度高松駅に遠回りして寄り道する上に高松駅で35分間もの間停車するためかなり時間がかかってしまうためです。なので、「サンライズ瀬戸に乗ってみたい」という鉄道好き以外には岡山から琴平の間でサンライズ瀬戸を利用する人はほぼいないでしょうね。

ということで、サンライズ瀬戸号は岡山駅から瀬戸大橋を渡り、一旦琴平とは逆方向の高松駅に向かいます。高松駅では35分間停車するので、ホームを散歩したりできます。以前はホームにうどん屋さんがあってうどんを食べたりもできたらしいのですが、現在はなくなってしまったようです。

高松駅を出て多度津、善通寺、の順に停車し、琴平に到着。琴平駅では回送発車までかなり時間があるようなので、回送の見送りはあきらめてこんぴらさんに向かいます。

こんぴらさんは駅から歩いて行くことができます。Googleマップの経路検索では琴平駅から金刀比羅宮まで33分で到着とのことでしたが、実際には50分ほどかかりました。さすがにGoogleマップもこんぴらさんの階段のしんどさは計算できなかったようです。

こんぴらさんに参拝したあとは、帰りに途中のうどん屋さんで朝昼兼用のうどんを食べて琴平駅まで戻ってきました。

ここからはひたすら青春18きっぷを利用して名古屋まで帰っていきます。途中、坂出、岡山、相生、姫路、米原で乗り換えて名古屋まで。在来線でも瀬戸大橋など景色の見どころがあるので、帰りも車窓を楽しみながら帰ってきました。

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